エパシュト家はドッグランは貸し切りで・・となっています。
それは多頭わんこ家庭ではあり得ること、、が起きたから。
多頭を考えてる方、もしくは多頭デビュー間もない方。
ご一読いただければ幸いの、多頭ファミリーの危険性を書かせていただきます。
それはエパシュトにまだトトちんがいない、エーパシュ時代のことでした。
まだ、シュシュが末っ子で、１歳になったばかりの頃
ドッグランには他のワンコもいて、みんな楽し気に走り回っていました。
おそらく、その日のドッグランでシュシュは一番年齢の若いワンコでした。
すると、黒いモフモフちゃんがやってきて、シュシュにやたら絡んでくるのです。
シュシュは我慢強い子で、顔にちょっとシワを寄せては
ママの「シュシュ！我慢」の言葉で我慢していました。
そして、自分のしたいこと、ランラン走ったり、
人間に挨拶に行ったりを楽しもうとしていたのですが、
その子がやたらやってくるのです。
シュシュは兄弟で遊びたいのに、その子はずっとシュシュについてくる。
水を飲みに行くのもついてくる・・
ほかにもわんこはたくさんいるのに・・・
ずっとシュシュについてくる。
わんこ同士で何を言ってるのか、だんだんイラついてくるシュシュ。
そして、その子は、ちょっかいかけてるのに無視するシュシュにいらついたのか
シュシュに歩みより、手でシュシュの顔を二度ほど叩いたのです。
で、顔を叩かれたシュシュは、我慢の限界を迎え・・
「なんでそんな事するんだよ！ひどいよ！！（と、聞こえました）」と
ヒャンヒャン！と抗議の声をあげたのです。
その時、かあちゃんもママも
あ、シュシュが嫌がってる。程度の感覚でした。
ですが、兄たちは違いました。
離れたところにいたエースがすぐに飛んできて
シュシュに向かって一声、そしてその子ーに向かって一声
するとその子はさっきまであんなにシュシュの前から離れなかったのに
エースの姿を見るや一気に走って逃げだしたのです。
エースがその子を追いかけ始めました。
もう・・・「狩る」姿勢です。
呼び戻しばっちりなエースも、もう何も聞きません。
広めのドッグランで障害物をうまく使い逃げようとするその子の後を追うエースが
一声あげました。
すると・・・・
サラダバーしてたパウリーが・・・
その「狩り」に参加・・・
そして、エースの一声にパウリーが突然ルートを変えて
見事に二手に分かれ・・・その子の進行方向から迎え撃つ形に追い込み
追い詰めました・・・
するとその子はすぐにお腹を見せてひっくり返り・・
パウリーはその横に立ち、その子を見下ろす
そしてエースはその子の体の上に手を置き・・（マウント状態）
めちゃくちゃその子に向かって吠える
それはまるで
「ｺﾞﾙｧ！！お前、俺のかわいい弟によくもやってくれたな！
しばきまわすぞ、ボケェ！！これ以上やったらわかってるやろな？
ただじゃすまさんからな！！」
と、言ってるように聞こえました。
それを見るシュシュの誇らしげな顔・・・。
もちろん、黙ってみてたわけではなく、必死で追いかけて止めようとしてましたよ。
ただ、犬の本気の走りをみて・・いつも家でゴロゴロしてるうちの子達の姿にはおどろきました。
ママが駆け寄っていくとエースはその子から離れて
「ママ！ゆーといたから！！」と・・・。
やっと飼い主さんがやってきて
「何するんですか！噛んでたんじゃないですか？」と言われ
謝罪して、怪我をしてないかの確認をしてもらいました。
まったく噛んでませんから、怪我はないのは当然で、
飼い主さんも「怪我はしてないですね」と・・・。
このドッグランでよかったのは、ドッグトレーナーさんがいてくれて
双方に注意してくれたことです。
トレーナーさん曰くその子の行動は
初見のワンコ同士、一方が幼い、ずっと吠え続けていた、からの顔叩きは
犬界では馬鹿にしてる行為だとか・・・。
「なんだよ、お前、怖いのかよ！ほーれほれ！」的な感じだとか。。。
そしてトレーナーさんは
その子の飼い主には、
この子は少しお行儀がよくない。日頃からお山の大将なんでしょう。
自分が一番偉い子になってて、今日一番幼い犬をからかって遊んだんです。
いつもはそれで終わりますが、今日はこの子（シュシュ）にはパックがいた。
しかもジャックです。
リーダー（エース）が襲う気がなかったからいいけど、
もし、そういう犬にしかけてしまった場合、今日みたいにはいきません。
これからは、ドッグランにいても愛犬をしっかり見ていてください。
（その子がシュシュに絡みだしたときに、トレーナーさんは飼い主さんを
探していたのですが、現場にいなかったのです。。）
そして、我が家には
驚いたでしょ。これが猟犬の血を持つ犬でもあるんですよ。
教えられてもないのに、あんなことできるんですよ。
ジャックは遊び好きで友好的ですが、スイッチが入るともうね・・
この子（エース）が、こらしめてやる！くらいの子でよかったですね。
ジャックが本気だったら・・ね。と
ちょっとチーム意識強そうなので、沢山のワンコがいるドッグランは危険性もありますね。
はい、これ以降は貸し切りドッグランのみです。
私たち自身もその方が安心ですしね。
兄弟ができることで変わってしまう子いると思います。
うちはエースがそうでした。
とっても温厚だったのに、弟たちにワンコが近づくと
このシュシュの一件からかもしれませんがとても神経質になりました。
エースにとっては心配事が増えてしまって可哀そうだったかなと思いましたが
もちろんだからと言って今からそこをなんとかすることはできません。
それだけ大切に思える家族ができたんだと
きっとエースにとって幸せなことだと思うことにしました。
兄弟仲良くしてくれてます。
うちの宝物たちです。
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